出典:ポプラ社 にぼしと かつおの こころ あんしん絵本
🐾はじめに|「イライラ」って、どうすればいい?
子どもが怒ったり泣いたりする場面、どう声をかけたらいいか迷うことありませんか?
「落ち着いて」「怒っちゃダメ」って言っても、なかなか伝わらない。
そんな“こころのモヤモヤ”に寄り添ってくれる絵本が登場しました。
『にぼしとかつおのこころあんしん絵本』は、仕事猫でおなじみのくまみねさんが描くキャラクターと、アンガーマネジメントの専門家による構成で、子どもも大人も“こころヨシ!”になれる一冊です。
📖絵本の概要|にぼしとかつおが教えてくれる“こころの整理術”
🐟登場キャラクターと世界観
主人公は、ちょっと不器用だけど素直な「にぼし」と、冷静で優しい「かつお」。
学校や家庭で起こる10の場面を通して、感情との向き合い方を描いていきます。
たとえば──
「ゲームがやめられない約束の時間」
「ひどいこと言われてモヤモヤ」
「本当は嫌なのに断れない」など、子どもたちが日常で感じる“こころの揺れ”を、にぼしかつおが一緒に考えてくれます。
📘アンガーマネジメントの視点
この絵本のすごいところは、「怒りを抑える」のではなく「怒りと向き合う」ことを教えてくれる点。
「ごめんねが言えない」「理不尽に怒られる」など、リアルな場面設定が多く、大人でも「あるある…」と感じる内容です。
監修は、アンガーマネジメント研究の第一人者・本田恵子先生(早稲田大学教授)。
感情教育の入り口として、親子で一緒に読める構成になっています。
💬SNSでの感想|共感と気づきが広がる読者の声
👍ポジティブな感想
- 「くまみねさんの絵がかわいくて、子どもも大人も癒される」
- 「“ごめんねが言えない”っていう場面、うちの子にドンピシャだった」
- 「読み聞かせながら、自分も反省してしまった…」
- 「感情を抑えるんじゃなくて、向き合うっていう考え方がいい」
🤔ネガティブ・中立な声
- 「文章量が多くて読み聞かせには少し長いかも」
- 「アンガーマネジメントって言葉がそもそも難しい」
- 「大人向けの内容も多くて、幼児には難しい場面もある」
とはいえ、絵本としての完成度は高く、親子で一緒に読むことで“気持ちの言語化”が進むという声も多数。
感情に名前をつけるだけで、安心できることってありますよね。
🧠みおの視点|“ヨシ!”じゃ済まない気持ちに寄り添う絵本
仕事猫の「ヨシ!」は確認の合図だけど、心の中の「ヨシ!」はもっと複雑。
この絵本は、そんな“言葉にならない気持ち”にそっと寄り添ってくれる存在です。
読んでいるうちに、「あ、これ自分にもあるな…」って思う場面がいくつも出てくる。
子どもに読み聞かせながら、自分の感情も整理されていくような感覚。
「怒っちゃダメ」じゃなくて、「怒ってもいい。でもどうする?」って考えられる絵本です。
そして何より、親にも刺さる。
子どもに優しくしたいのに、つい怒ってしまう。
「ごめんねが言えない」「本当は嫌なのに断れない」って、大人だってある。
この絵本は、そんな“親の葛藤”にもそっと寄り添ってくれる。
にぼしの不器用さに自分を重ねて、かつおの優しさに救われる。
読み終えたあと、子どもとだけじゃなく、自分自身とも「こころヨシ!」って言いたくなる一冊です。
✅まとめ|にぼしかつお絵本は“こころヨシ!”の第一歩
- くまみねさんのイラストで親しみやすく
- アンガーマネジメントの視点で感情との向き合い方を学べる
- 子どもも大人も、自分の気持ちを整理するきっかけになる絵本
- 読み聞かせにも、自分読みにもおすすめの一冊
「にぼしとかつおのこころあんしん絵本」で、あなたの“こころヨシ!”を見つけてみませんか?
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